ペーパードリップはコーヒーの油分を意識して抽出してますか?
どうも〜!コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです。
今回はペーパードリップの油分について解説します。
後片付けが楽チンで手軽にドリップ出来るペーパードリップですが、意外な落とし穴がある事をご存知ですか?
たまに「今日のコーヒーはコクが無いなぁ」と思ったりしてる方はこの記事を読んでください。
ペーパードリップの落とし穴
まずはこの写真を見てください。
A
B
これはドリップした直後に撮った写真です。
この2つの写真は同じ豆で同じ温度で抽出したコーヒーです。
ちなみにペーパーはハリオV60漂白タイプを使っています。
AとBの写真の違いはペーパーの色だと言う事も分かると思います。
この現象が起こる意味はAの写真はコーヒーの油分も抽出した写真で、Bの写真はコーヒーの油分を抽出していない写真です。
油分をコントロールして最適な抽出をしよう。
コーヒーには油分を含んでいます。
この油分はコーヒーの「深み」だったり、「コク」にあたる部分だと思ってください。
好みによって違いはありますが、「今日はあっさりしたコーヒーが飲みたい」のであれば油分を通さない様に淹れる。
どうしたらコントロール出来るか?
理屈としてまず、最初にお湯で濡れたペーパーは油を通しません。
逆に最初に油で濡れたペーパーは油分を通します。
コーヒーが最初にペーパーを濡らした時
このAの写真になり、油分をしっかり含んでるコーヒーが抽出されています。
写真で分かる様に上のペーパーが出てる部分にコーヒー液が上がって来てる状態です。
方法としては
-
「蒸らし」の抽出で、お湯の量がドリッパーの穴から落ちない程度の湯量で蒸らしをする。
-
「蒸らし」の抽出でペーパーまでお湯をかけない。
この方法であれば豆から抽出液が出てくるので、最初にペーパーを濡らすのは「コーヒー」になります。
お湯が最初にペーパーを濡らした時
Bの写真になり、油分をほとんど含まない「クリア」な抽出になります。
写真で分かる様に、ペーパーの出てる部分はお湯しか上がって来てないですね。
方法としては
-
.挽いた豆を入れる前に、ペーパーを「湯通し」する。
-
「蒸らし」の抽出で、ドリッパーの穴から垂れるぐらいの湯量を注湯する。
どちらの方法も間違いでは無い
上記方法は方法論であって「やり方」では無いって事だけ理解していただきたいです。
問題なのはそれを狙ってやってるかそうでないかです。
元々はペーパードリップは過剰な油分をカットする役割もあり、クリアに淹れたとしても多少の油分は入りますし、油分をしっかり入れた方法で淹れたとしてもステンレスフィルターやフレンチプレスほどダイレクトに入るわけではありません。
あくまでペーパードリップにおけるコントロール幅だと思って下さい。
まとめ:好きな飲み口は知っていればコントロール出来る。
今回はペーパードリップの「油分」について解説しました。
- しっかりとしたコクのあるコーヒーはコーヒーから先にペーパーを濡らす。
-
クリアな口当たりのコーヒーは、先にお湯からペーパーを濡らす。
油分を意識すると、もしかしたらあなたの飲んでるコーヒーも表情を変えた飲み口になるかも知れませんね(笑)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今回はこのへんで、
ではまた…
スペシャルティコーヒーって何でこんなに高いの?
どうも〜!コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです。
今回は「スペシャルティコーヒーはなぜ高いの」「普通のコーヒー豆と何が違うの」と言う疑問を掘り下げたいとおもいます。
この記事を読む事でスペシャルティコーヒーの意味や、普通の豆との違いが分かるので、コーヒーの楽しみ方も変わります。
今やコーヒー好きでは当たり前になりつつあるスペシャルティコーヒーですけど、普通のコーヒーだって負けてないし、美味しさだって違います。
この違いを知る事でコーヒーの価値観も変わってきますよ。
スペシャルティコーヒーって何?
アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)のカップテストで80点以上の評価を受けたコーヒーを主にスペシャルティコーヒーとよばれます。
この基準は日本のスペシャルティコーヒー協会(SCAJ)も同じ定義で行われている。
コーヒーピラミッド
市場で出回ってるコーヒーは大きく分けて4種類のコーヒーで成り立っています。
上の図では頂点に向かって流通が少なく価値が高いコーヒーになっているのがわかります。
ローグレードコーヒー
主に安いレギュラーコーヒーに使われている豆になります。
わかりやすく言うと、スーパーで売られているような豆や、缶コーヒーもこのグレードのコーヒーを使っています。
何となくピンと来た人なら察しがつくように、缶コーヒー1つの値段って100円そこそこですよね?
それでも利益率が高い商品なので、缶コーヒーの原価ってやっぱり安い豆でしか成り立たないのです。
コモディティコーヒー
特徴としては
- ニューヨークの相場あたりの豆
- 汎用品で多く消費されているコーヒー
- グァテマラSHB、コロンビアSP、ブラジル2などのコーヒー
このあたりから馴染みの豆がちらほらでてきます。
自分の場合このグレードの豆を生豆で買って自家焙煎して飲んだりもしています。
焙煎の練習で安く豆を買えるので失敗してもそんなに痛い出費にはならないので凄く助かっています。
プレミアムコーヒー
特徴としては
- ニューヨークの相場よりも高い豆
- 特殊なコーヒー
- 地域の特性があるコーヒー
この辺りのコーヒーはカフェや喫茶店で一杯500円〜600円前後で飲めるコーヒーになりますね。
スペシャルティコーヒー
上で書いた事と被ってしまうんですが、SCAAでカップスコアが80点以上のコーヒーです。
点数別の条件としては
80〜84点
欠点の香味のないコーヒー。
生産国の特徴があるコーヒー
85〜89点
産地の特徴など個性的なコーヒー
90点以上
産地特性が明確に現れ、香味特性も高く希少なコーヒー
ん〜みのるみたいな凡人には理解出来ない評価基準で採点されていますね(笑)
もちろん採点してる人はコーヒーの鑑定をするQグレーダーと呼ばれるプロの方々なのでご安心を(笑)
スペシャルティコーヒー誕生の背景
なぜ普通の豆とそうではない豆を分ける必要があったのかと言うと、実は価格変動の煽りで農家さんがジリ貧状態になっていた!
生豆の価格変動は農家を潰す!
需要と供給のバランスでアラビカ種のコモディティコーヒーはニューヨークの相場に影響を受ける。
生産量が多ければ価格はさがり、天候不順などで、減産予測が立てられたら価格は上がります。
これによって廃業を余儀なくされた農家が増えると供給は減り、価格は上昇します。
コーヒー産業の抱える問題が「安定供給」と「価格の安定」が業界の課題となり、ここから「フェアトレード」などの新しい取引が拡大した。
普通の豆と違い、スペシャルティコーヒーは相場と連動する事はすくなく、高い価値が付く。
その品質と香味に対する対価として高値を支払うバイヤーがいれば高くなるし、いなければ値段そこそこに落ち着く。
価格の主な決定要因は「品質」や「香味」になっている。
コモディティコーヒーとスペシャルティコーヒーは異なる商品として明確に、位置づけられるようになった。
まぁ簡単に言うと、新しい取引の仕方が出来たから、これから品質や香味にこだわった農家さんにはフェアトレードで高い利益が出るよーって話しです。
フェアトレードって何かって言うと、商品を売る時って仲介業者っていると思うんですけど、この人達って必ずしも、正当な価格で農家さんから買って無いんです
。
業者は農家さんの報酬を買い叩いているんです。
それによって何が起きるかって言うと、農家さんが貧しい生活を強いられるので働いても生活が出来ない状態になってしまうんです。
業者を通さずに直接農家さんと取引出来たら農家さんの正当な報酬が支払われます。
それを可能にしたのが「フェアトレード」です。
でも、直接取引は一定の品質基準があるからそれは守ってね!
それが出来れば正当な対価は約束するよって事です。
そしたら農家さん「ウォーッ!」ですよねー(笑)
こうした貧困な労働者を守る為の国際的な活動なんです。
つまりスペシャルティコーヒーを飲むと言う事は僅かながら生産者を助けてる事になるんです!
自分もスペシャルティコーヒーを飲む理由の一つとしてこの「フェアトレード」って言うワードは意識しています。
スペシャルティコーヒーの理念
スペシャルティコーヒーには理念があります。
それは「種からカップまで…」と言うものであり、何を言いたいかって言うと、「スペシャルティコーヒーは苗からあなたに届けるまで、徹底した品質管理をするよ」って事なんです。
コーヒーの製造工程は
1.種子→2栽培→3.収穫→4.焙煎→5.抽出→6.カップ
この様な工程を踏んでコーヒーは飲まれているんです。
特に種子、栽培、収穫は農家さんの努力の塊でカップオブエクセレンス(COE)でカップスコア80点以上でスペシャルティコーヒーとして扱われるので、市場では高値で取引されます。
次に焙煎!
焙煎は主にロースター(焙煎士)だったり、あなただったりします。
ロースターは実際に農園から豆を直接買い付けに行ったりして、時には現地に行って農家さんと交流を深めたりもしている人も居るぐらい、豆に対する情熱は素人では真似出来ない領域で仕事をしていたりします。
そんなロースターさんから買った焙煎豆はほぼ間違いなく美味しいコーヒーになってるのも事実です。
自分がスペシャルティコーヒーにハマったのはそんなコーヒーマニアのロースターさんから豆を買った事で、初めてコーヒーが「甘い」って事に気づいたのが理由にあります。
甘いって言っても甘味を入れてるとかの甘いではなく、鼻から抜ける余韻みたいな物が明らかに甘いんです!
それまではコーヒーって甘味以外で甘さを感じた事は無く、むしろ苦さの方が特徴的で一般的にも苦いイメージはあるはずです。
もちろん苦いから不味いとかじゃなくて、苦い以外の味覚がある事に驚きました。
次に抽出、カップです。
これを行うのは主にバリスタの方やあなただったりしますね。
ただこの辺はロースターの方がバリスタだったりもします。
豆の買付けをしてる人は後の工程もこなすってイメージはスペシャルティコーヒーを扱ってる方に多いイメージですね。
中には焙煎豆を仕入れて抽出〜カップのみのバリスタさんもいるので、スペシャルティコーヒーってやっぱり特別感ありますよね(笑)
まとめ:スペシャルティコーヒーは超特別なコーヒー
スペシャルティコーヒーとは!みたいな記事って結構あると思うんですけど、みのるとしては背景みたいな所が魅力的だったりもします。
この記事でスペシャルティコーヒーに少しでも興味が湧いてくれるとうれしいです。
この記事を最後まで見てくれてありがとうございます!
今回はこの辺で、
ではまた!
メリタのアロマフィルターは味比べで使おう
こんにちは、コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです。
今回はメリタの「アロマフィルター」の使い方や、ドリッパーの特性を活かした使い方を伝えたいと思います。
この記事はどちらかと言うと「うちカフェ」を始めたばかりの人や、初心者の方に読んでもらいたい記事になります。
ドリッパーの種類によって淹れ方が違うので、違いを知るとコーヒーの楽しみ方も変わります。
まだメリタのアロマフィルターを使った事がない方は参考までに読んでくれたら幸いです。
アロマフィルターはこんなドリッパー
型としては扇形タイプのドリッパーです。
ドリッパー下部に「くぼみ」があり、抽出したコーヒー液は一旦そのくぼみに溜まり、くぼみより上に位置する穴からサーバーに排出されます。
この事から「浸漬式」と言えます。
最大の特徴としては、付属のメジャースプーンで一杯(1人分)を入れて、1人分のお湯を一度に入れて待つだけ!
お湯を落とすスピードはドリッパーが調整するので、お湯を入れるスピードは関係ありません。
たったこれだけなんです!
結構アバウトに見えるとおもうんですけでど、メリタはドイツのメーカーで、考え方としてはメジャースプーン1杯で、1人分の考え方です。
アバウトに見える背景としてはメリタはペーパードリップを1番最初にやり始めたメーカーなので今のハリオやコーノのように小手先でどうこうしようとする考えではありません。
巷で言われてるのは「アロマフィルターは初心者に扱いやすい」と言われてて、確かにこの工程だけを見る限り特別な技法が無いので、誰でも簡単にドリップが出来ると言えますね。
アロマフィルターを使うべき人
- ペーパードリップ初心者の人
- 手軽にコーヒーを楽しみたい人
ペーパードリップ初心者が使う理由
ペーパードリップ初心者の人はおそらく器具を持ってない所からスタートをしると思うんですけど、アロマフィルターは極端に言えばドリッパーとペーパーが有ればコーヒーを抽出できます。
他のドリッパーで必要な物は
- ケトル
- ペーパー
- ドリッパー
- ドリップポット
- サーバー
になります。
ですがアロマフィルターは淹れ方も人数分のお湯を入れるだけなので、サーバーはマグカップに置き換える事もできるし、注湯はドリップポットを使わず、ケトルから直接注湯が出来るので、最低限の器具でコーヒーを楽しむ事が出来るのもアロマフィルターの魅力です。
手軽にコーヒーを楽しみたい人が使う理由
上で伝えている通りアロマフィルターは使い方が簡単が故に誰でも淹れられると言う利点がウリみたいになっています。
例えば自分は毎朝ドリップしたコーヒーを淹れて飲んでますけど、その後必ず洗い物がでますよね?
メリタのアロマフィルターなら洗い物の数が減るので忙しい朝なんかは地味に時短ができます。
アロマフィルターを使うべき理由
理由としては
- 簡単が故に抽出のブレが少ない
- コーヒーの魅力、味比べが出来る
抽出のブレが少ない理由
簡単に抽出が出来るのもブレが少ない要因の1つですけど、自分の考え方としては同じ粉量で同じお湯の量を1度に入れて、コーヒーが落ちるスピードはドリッパーが調整してくれるとしたら、ほとんど人間による介入が少ないので味や抽出にブレが無くなるのは必然的です。
これと同じ考えの調整方法が以前書いた記事に似たような物があるのでこちらも参考にしてみてください。
味比べが出来る理由
メリタのアロマフィルターは簡単、手軽ばかりが注目されがちですが、実はコーヒーの味比べに向いているドリッパーとも言えます。
上で取り上げた内容で「誰が淹れてもブレが少ない」を書きましたが、これって言い換えれば「特徴が出にくい」とも言えますよね?
って事は、「標準」が出来るって事になります。
つまりこの状態でコーヒーに出来る事って、コーヒーの魅力でもある違う銘柄の味比べだと思うんです。
ブレが少ないメリットに対して淹れ方で特徴が出にくいデメリットを掛け合わせると、新しく飲むコーヒーの味はこんなもんだよってのが分かるので、飲み比べをする時に有能なドリッパーと言えます。
淹れ方はこんな感じです。
手順としては次の通りです。
- お湯を沸かす。
- ペーパーを折る。
- ドリッパーにペーパーをセットする。
- コーヒー豆を挽く
- 挽いた豆をペーパーに入れる
- お湯をドリッパーの線まで一度に入れる
- コーヒーが落ちきったらOK
工程だけを言うとこんな感じです^ ^
今回は動画で説明します。
これで伝わるかどうか不安ですが、参考にしていただけたら幸いです。
メリタアロマフィルターはこう使おう!
手軽に淹れたい時はササっと淹れる。
標準を作る事で、味比べをする時にも使えるドリッパー。
最後まで見てくれてありがとうございます。
今回はこのへんで!
ではまた…
コーノ名門ドリッパーのポイントを解説
どうも〜!コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです。
今回はコーヒー抽出器具のドリッパー
コーノ式ドリッパーについて解説していきたいと思います。
円錐型ドリッパーの元祖は実はコーノだったんですよ〜
この記事はどちらかと言うと、うちカフェを始める人向けに記事をかいています。
ドリッパーで迷っているのならこの記事を見て参考にしていただけたら幸いです。
www.diy-coffee-everydaylife.com
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コーノ式はこんなドリッパー
円錐型で穴は小さめ、本体の下部分にだけリブがあるのが特徴です。
抽出で言えば淹れ方自体は透過式に思えるんですが、何気に浸漬式だったりもします。
リブが下側にしかないので、注湯をすると上側にお湯が溜まりやすく、下側のリブでゆっくり落とすので、透過するってよりも、一旦浸漬して落とす事になるので浸漬式と言えます。
コーノ式ドリッパーを使うべき人
- 深めのコーヒーを飲む人
- コーヒーの味にこだわる人
- 淹れ方にこだわりたい人
深煎りのコーヒー飲む人が使う理由
深煎りって言ってもフレンチとかではないです。
フルシティーぐらいですね。
落ち方がゆっくりなので、あまり浅い豆では豆の密度が高いので、(水分量が多い)のでお湯を入れた時に豆がお湯を保持できず、ドリッパーの上あたりで、お湯がバシャバシャになりやすいので浅煎りよりかは深煎りが向いていると言えますね。
味にこだわる人が使う理由
味にこだわるのはどんな豆やドリッパーにも言える事ですが、コーノ式は他のドリッパーに比べて、「丁寧」に抽出するドリッパーだと思います。
コーノの場合、淹れるスピードに気を使う事が多いので、遅過ぎず、早過ぎず、を気にしながら抽出すると自然に丁寧な抽出になるので、それが「こだわり」に繋がってきます。
淹れ方で味のバラツキが顕著にでやすいので、自分好みの抽出を探すのも楽しみの1つですね。
淹れ方にこだわりたい人が使う理由
コーノの醍醐味の1つに「点滴抽出」
がありますが、この抽出方法はコーノドリッパーの設計に対して凄く合理的な抽出方になります。
コーノ式の遅い抽出は深煎りが前提とした場合、早く抽出してしまうと、どうしても未抽出になりやすいので、コーヒーの味がすっぽ抜けた感じになってしまいがちになるので、ゆっくり淹れられるように設計してあります。
そこに点滴抽出と言う物凄くゆっくり丁寧に淹れる抽出方で、味の深みをコントロールする事が出来ます。
名門ドリッパーを使う理由
-
円錐型の元祖を使いたい人
-
ドリップの技量を鍛えたい人
円錐型の元祖が使いた人が使う理由
冒頭にも書いた事ですが、実は円錐型のドリッパーの元祖はコーノだと言われています。
円錐型のドリッパーを作る時に同時に特許も取っていたので、他のメーカーが同じ円錐型を出す事は出来ません。
しかし、特許と言うのは期限があります。
公開と同時にライバル会社に形を公開しているようなものなので、時期に円錐型で他社が出してくるのは言うまでもない話し。
そして特許が切れた時に出して来たのが、「ハリオV60」。
一見ただのパクリじゃんと思うかもしれませんが、ハリオはコーノのドリッパーを研究し、コーノの弱点を改善し、自社との住み分けを確立しました。
-
ハリオは浅煎りで早く抽出する。(透過式)
-
コーノは深煎りで、遅く抽出する。(浸漬式)
なので、コーノが円錐型の元祖といえます。
この2社のドリッパーは使い手の好みで完全に別れるので、どちらが良いと言う訳ではありません。
強いて言うなら「うちカフェ」を始めたら避けては通れないドリッパーになります。
ドリップの技量を鍛えたい人が使う理由
ドリップって言ってしまえば、お湯をコーヒー粉にぶつけてコーヒーの成分を抽出するだけなんですけど、淹れ方一つで、味や風味まで変わってしまいます。
プロの方でも一杯目と二杯目のコーヒーは同じにならないと言われています。
コーノのドリッパーは遅く淹れるのが基本ではありますが、単純に遅く淹れるだけでなく、「のの字」をどの大きさで作るかでも違いはでてきます。
こう言ってしまうと大袈裟に聞こえてしまいますがコーノの名門ドリッパーは抽出の基礎がかなり詰まってるので、コーノで慣れた後に違うドリッパーを使うとリブの意味や円錐の利点が理解しやすいので、初心者こそコーノから始めるのも悪くないとおもいます。
オススメの名門ドリッパーはこの2つ
MDN-21
このドリッパーは穴の周りに付いたリブの間が比較的広いタイプで、ドリッパーの中では遅いスピードの抽出になるんですけど、コーノ名門ドリッパーとしては早い方になります。
隙間の感覚が広いので、空気が入りやすくコーヒー液が落ちやすい設計です。 このドリッパーで基本的な抽出の基礎を学んでから他のドリッパーを使うとドリッパーの構造を見ただけで、ある程度抽出のイメージができますよ。
MDK-21
このドリッパーはコーノの中でも1番遅い抽出ができます。
穴の大きは一緒ですが、穴の周りのリブ間隔が狭いので、「MDN」よりかは空気が入りにくいので、落ちるスピードは遅くなります。
このドリッパーの利点は抽出速度が遅い事です。
言い換えれば早く淹れても遅くなってしまうので、遅く淹れるのが苦手な初心者の方でもゆっくり抽出が出来るので何気に使いやすかったりもします。
この二つのドリッパーは一長一短ではなくそれぞれに役割があるのでセットで買って違いを探るのが最も面白い+上達出来るので、セット買いをオススメします。
コーノ名門ドリッパーのポイントをまとめると…
プロも愛用するドリッパーのコーノですけど、初心者こそコーノを使う事をオススメします。
コーノを知る事で淹れ方の理解や抽出の丁寧さに気付くとコーヒーライフも面白くなるので技術派の方はぜひ!
最後まで見てくれてありがとうごさいます。
今回はこのはこの辺で!
ではまた!
ハリオV60ドリッパーはどれを選べばいいの?選び方とポイントを解説
どうも、コーヒー歴3年の自称コーヒー好きのみのるです☆
今回はコーヒー抽出器具のドリッパー
ハリオV60の選び方について紹介していきます。
この記事はどちらかと言うと、うちカフェを始めたばかりの人向けの記事です。
家でレギュラーコーヒーを入れたいけどドリッパーを何にしたらいいか分からないって事ありますよね?
ドリッパーの種類によって淹れ方や向いてる豆などがあるので迷ってる方は是非参考にしてくださいね☆
勿論コーヒーは嗜好品なので、ある程度自由に楽しむ事が大切ですが、何もわからない状態では自由に楽しむ事も出来ないと思いますのでまずは参考程度に記事を読んでくれたら幸いです☆
ハリオV60はこんなドリッパー
円錐型で1つ穴。リブも高めで、スパイラル状に付いてるのが特徴です。
この1つ穴は比較的大きめなので、コーヒーが落ちるスピードは早めになります。
また、リブの高さもあるので、ドリッパーとペーパーがくっつきにくくなるので、
コーヒーが落ちる速度はドリッパーの中でもかなり早い部類になります。
www.diy-coffee-everydaylife.com
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ハリオV60を使うべき人
このドリッパーを使うべき人は
-
浅煎りコーヒーが好きな人
-
スペシャルティコーヒーを飲む人
-
デザイン性が高い物を使いたい人
浅煎りコーヒーが好きな人が使う理由
浅煎りのコーヒー豆って時間をかけて淹れるとどうしてもエグ味が際立ってしまいます。
落ちる速度の速いドリッパーならエグ味を出す前に抽出を終える事が出来るのでハリオV60との相性はかなりいいと言えます。
スペシャルティコーヒーを飲む人が使う理由
上の内容と被ってしまうんですが、スペシャルティコーヒーって結構な割合で浅煎りにしてる所が多いと思います。
その理由もいくつかあって、スペシャルティコーヒーってお値段かなり高いですよね?
それって簡単に言うとコーヒーの品評会(カップオブエクセレンス)で高評価を受けたごく僅かな豆で普通の豆よりも風味や味が良く、価値も高い豆だからなんです。
この風味や味は絶妙な焙煎度合によって生まれるので深煎りにするよりも浅煎りで焙煎する事で豆の特徴を引き出しやすいので浅煎りで提供される事が多くなります。
勿論深煎りにした方が美味しくなる豆もあるので、一概にスペシャルティコーヒー=浅煎りとはなりません。
この事から比較的浅煎りで仕上げられるスペシャルティコーヒーはハリオV60と相性が良くなる傾向にあります。
ダサい器具は並べたく無い
コーヒー器具って言ってしまえば調理器具に等しい所があるんですけど、普通の食器やグラスって見えない所にしまいますよね?
あれってダサいからしまうんですよね?
最近では見せるインテリアの考えが強い傾向にあるのかオシャレな調理器具や食器が並んでるのをよく目にします。
コーヒー器具も同じで、特にハリオV60はグッドデザイン賞も受賞していて、デザインも良く種類も沢山あるので棚に並んでてもオシャレに置いておけるのも良い点です。
ハリオV60を使うべき理由
初心者の方がもしドリッパーで迷ってるならとりあえずハリオV60を買っておくのは間違いでは無いです。
理由としては
-
製品の耐性が良い
-
値段が安い
-
淹れ方の幅が広い
製品の耐性が良いのでコスパが高い
本体の素材はAS樹脂で出来ていて、特にいいな~と思ったのは、熱に強いと感じたことです。
似たドリッパーにコーノの名門ドリッパーがありますが、ドリッパーとしてはかなり優秀なんですが、耐性が弱く、熱でドリッパーにひびが入ってしまったりするんです。
ハリオV60は1年使っても全くひびが入りません。
値段が安いので、低予算で器具を揃える事が出来る
ドリッパーとしてはかなり安い部類の値段設定で、1つ400円前後で買えるので、最初の1つとしても手が出しやすい値段です。
淹れ方の幅が広いので飽きずに楽しめる
ハリオV60の特徴にもある、抽出速度が速いって事をあげてるんですけど、これって逆に言ってしまえば、遅くも出来るって事で、遅くすると何が起きるかって言うと、濃いコーヒーも淹れ方によっては抽出する事が出来ます。
実はこんなにも種類がある
上で紹介しているのはハリオV60の最も基本的なドリッパーで1番安価なものですけど、中には形がが違うものや素材、カラーなど豊富にあるので自分の好みで選んでもいいですね☆
プラスチック製
透明なクリアタイプの他に
ホワイト、レッドがある。
使い勝手は変わらないけど、色が変わるだけで何故かコーヒーを淹れる楽しみが増えるのでカラータイプの物を選んでみるのもいいですね☆
自分のオススメはレッドです。
置いてある棚がウォルナットの色なので、赤いドリッパーが映えるんですよ(笑)
ホワイトはカフェで良く見かけますね。
セラミック製
簡単に言うと有田焼です。
値段も格段に上がり、1つ2000円もするんですよぉ〜
値段が高いのはまさに有田焼だからでしょうね。
400年の歴史を持つ技法で作られたドリッパーなので逆に言うと2000円って値段は安いのかも知れませんね(笑)
淹れかたはさほど違いは無いですけど、熱伝導率が違うので、ドリッパーをあらかじめ沸かしたお湯で温めてから使う事をオススメします。
当然有田焼きなので、落下したらまず割れるので、取り扱いには気をつけた方が良いですね。
割れる事さえ気をつければ一生モノになるので、大事に使いたいですね(笑)
耐熱ガラス製
透明なガラス製でドリッパーと台座が分離するのが特徴で、ここでオススメしたいのがオリーブウッドのドリッパーです。
台座が木製ってのが他に無いので、来客の前とかでドリップするとコーヒー通を演出できますよ(笑)
ちなみにお値段は3500円とまたお高い!
このドリッパーも割れる可能性がありながら、大事に使えば一生使えるモノになるので興味があれば是非!
金属製
こちらは大きく分けてステンレス製と銅製の2種類があり、ここで無視出来ないのが銅製のドリッパーになります。
このドリッパーに憧れてうちカフェを始めた人もかなり多いと思います。
ただお値段も高額で6000円もするので、手は出しにくいけど、コーヒー好きなら1つは持っていたい一品ですね。
ハリオV60の選び方をまとめると…
好きなもん使えって事だ(笑)
ってのは冗談で
基本的にプラ製のモノで間違いはないと思います☆
うちカフェで魅せるインテリアレベルで考えるとカラーモノや、金属製のモノを使うと愛着も沸き、コーヒーを淹れる楽しみも増えると思うので複数持つのも悪くないと思いますよ☆彡
最後まで見てくれてありがとうございます☆
今回はこのへんで
ではまた…